TheRealTOMOMI

アバウト・タイム 愛おしい時間についてのTheRealTOMOMIのネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

涙が止まりませんでした。
決してお涙頂戴映画なんかではありません。
楽しくても悲しくても涙が出てしまう、私にはそんな映画だったのです。

リチャード・カーティス。
とても好きな脚本家であり、監督です。
この映画で監督業最後だとは、実に残念でなりません。
でもこれからも素敵な脚本に期待です。
なぜこんなにも素敵な映画を書いて作れるのか、頭の中を覗いてみたくなります。

ティムの家族、大好きです。家族の習慣も。

私の好きなキャラクターは3人。
ダッド。
キットカット。
デズモンド。

ダッド。
読書をしている姿になんか癒されました。
ティムとの卓球対決はかわいかったな。
愛がある人でしたね。

キットカット。
自由奔放な女の子。
紫色が好きな女の子。何でも紫色。
よく中指を立てるとこ、好きです。

デズモンド。
この人の発言には笑わせてもらいました。
でも、ティムの結婚式の日にダッドに愛していると言われた時が最高の日、そしてダッドのガンの悪化がわかった時が最悪な日だと言ったシーンにはジンときました。

ティムとメアリーもとても可愛かったです。
出会い、出会い、そしてまた出会い。
ティムのタイムトラベルのせいで何回もの出会いがありました、メアリーは知りませんがね 笑

駅でのいろんな日のシーン、
ある意味ロマンチックなプロポーズ、
赤いドレスでの結婚式と大雨、
2人のシーンにはどれもホッコリでした。

結婚式でやり直したダッドのスピーチ。
素敵でした。

ダッドの余命が短いとわかったときのマムの発言。
ダッドのいない人生には興味がない、ッテ。
意味がない、じゃなくて、興味がない、のです。
ここに私は深い愛を感じました。

ティムとダッドの浜辺での散歩のシーン。
これにはやられました。
でもなぜダッドは最後に浜辺の散歩を選んだのかな。

ダッドが言った幸せになる秘訣のひとつ、1日をもう1度過ごしてみるというやつ。
見えないものが2度目は見えてくる。
映画もそうですよね、1度目では見えなかったものが2度目では見えてきたり、違う視線からその映画を楽しむことができます。

最後のほう、ティムはもうタイムトラベルをしなくなっていましたね、自分で秘訣を見つけていました。

そうなんです、タイムトラベルをしなくても人生ッテきっと素晴らしいんです。
たしかに、辛いこともありますがね。

タイムイズマネー。
時は金なり。
時間とは本当に愛おしい。
TheRealTOMOMI

TheRealTOMOMI