きっかけは何であれ、両親の過ごした過去を遡る旅に立ち会えたのはお金では買えない貴重なひとときだったろう。
父親がかつて住んでいた家の名残りや、父親のかつての恋人から当時の話を聞けたり、真面目で人を信じやすい父親といつも辛辣で口煩い母親の意外な絆を知ったり、様々な新たな発見により両親に対する思いが変わってゆく。
そんな旅ってなんだかいい。
今はフェイスブックやインスタグラムを通じてその人の過去を振り返ることが出来るが、やっぱり実際にその人ゆかりの現地に行って空気感や関係のある人から話を聞けるのは質の違う体験に違いなく、インパクトは大きいだろう。
もし自分の父親や母親が若かりし日にSNSがあったなら、やっぱり投稿内容を見てみたいし、記事の現場に足を運んでみたいと思うもんなぁ。親を知る事は結局自分に繋がるルーツだしね。
