Maoryu002

オール・イズ・ロスト 最後の手紙のMaoryu002のレビュー・感想・評価

3.7
インド洋を単身航海中の男(ロバート・レッドフォード)が目覚めると、ヨットは漂流していたコンテナに衝突し穴が開いていた。さらに嵐に遭いヨットが沈んだため、男は救命ボートに移り救助を待つが、さらなる困難が待ち受けていた。

「マージン・コール」のJ・C・チャンダー監督によるサバイバル映画。

前半は若干のもたつきを感じたけど、救命ボートに移ってからの主人公の葛藤と、あの手この手でのサバイバルに引き込まれて飽きることなく観られた。

とにかく、さすがレッドフォードだ。
たった一人で、セリフもほどんどなしに100分を楽しませてくれる。

どんなピンチにも慌てず取り乱さず、沈んでいく大切なヨットを眺める姿は哀愁を漂わせながらも男らしさを感じさせる。
しかし、次第に疲れて弱っていき、ついに “Fa---ck!” と叫んでしまう。
弱い自分をさらけ出すまでに追い込まれる演技は見事だった。

最近の海洋サバイバルといえば、「アドリフト 41日間の漂流」があったけど、どちらかというと「127時間」や「残された者 -北の極地-」の方を思い出した。
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