交通事故で昏睡状態に陥った17歳の主人公ミア。魂が現世に残る中、愛する家族と共に向こうの世界に逝くのか、友人や恋人たちが待っている現世に留まるか、その選択を迫られる物語。
良くも悪くもクロエの魅力に引っ張られた作品という印象ですね。彼女のおかげで見れる内容になっていましたし、逆に言えば彼女じゃなければイマイチ感がかなりあったかと。
何せ全編の半分くらいがベッタベタな青春恋愛要素が占めるもんだから、それなりの人じゃないと入り込めなかったでしょう。
ドラマ要素も悪くはありませんでしたが、想定の範囲内の仕上がり。でも主人公のおじいちゃんの終盤での言葉はかなり心に響きましたね。あの場面だけでも凄く引き込まれました。アメリカらしい家族愛を感じる場面が多かったのは良いポイントだったと思います。
スマパンの名曲「Today」をセッションするホームパーティーのシーンも印象的。終わり方がちょっと唐突気味でしたが、人生について考えさせられる事が多くあるストレートな作品。特にクロエファンの方なら必見です。
