りく

ラヴレースのりくのネタバレレビュー・内容・結末

ラヴレース(2013年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

1970年代に大ヒットしたポルノ映画の主演女優、リンダ・ラヴレースの物語。

ポルノ女優の物語なので当然アマンダ・セイフライドの裸が見られる訳だけども、アマンダは他の作品でも脱いでるので、エロ目当てだけなら他のを見たほうがいい。『クロエ』とか。

「実在した有名ポルノ女優、大成功の陰で壮絶な人生が」みたいなのは予告で見てたので薄々分かってたし、短絡的なエロ作品ならアマンダは出演してなかった気もするので(もう作品選べるクラスだろうし)、どういうストーリーなんだろうと思ったら、想像してた以上に家庭環境が壮絶。

暴力で支配し、金のために鬼畜となる夫は当然ながらクズっぷり全開なのだけど(実際は映画の描写以上にヒドかったらしい)、母親もまたいろいろと問題ありで、厳格っぷりがヘンな方向にいっちゃってる。

疎遠になってた母と娘が終盤で再会するシーンでも、見てる観客は母親に「ある行為」を期待してしまうけど、母親は見事に裏切る、というか一貫している。そこがまた見終わってからの後味をモヤモヤとさせる。このシーンもそうだし、娘が母に救いを求めた際に拒絶するシーン、女優引退後のテレビ出演でリンダが過去を振り返るシーンの描写などを見ても、母親の厳格さが娘に及ぼした影響を意図的に演出してるんだろうなと感じた。

その母親を演じてるのがシャロン・ストーンだと全く気付かなくて、後で調べてて「え? シャロン・ストーン出てた? どの役? 母親ってマジか!」と、かなりビックリした。女優ってメイクであんなに変わるものなのか。それとも単に老けたのか。

あと、ジェームズ・フランコの役は何なんだ。
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