「自分がしんどい時に、誰かを助けられるってサイコー」という言葉。
亡くなった方の人生を皆で称え海に還す、新たな旅立ちのようなハワイのお葬式がとても心打つものだったこと。
ハワイの海と空はとても美しかったこと。
…そこを除いては共感できなくて正直ちょっとしんどい展開でした。
「Aloha」≒「呼吸が合う」こと…スペックがどうこうじゃなくて、というのは真理かもと思う部分は大いにあるんだけど、それを追い求める経過にはイライラさせられるし、最終的に選択した結果も、そうじゃなくね?と思うし。
同監督作品の「婚前特急」でも同じように「それはないわー」ってなっちゃったので、ちょっと目線や感覚が合わないのかなと思いました。
自分が、加瀬亮さん見たさで観てるせいなのは重々承知で、でもそこを差し引いても加瀬さんのトモヤだなと思ってしまったので。
思ったより余裕なく、ヤキモチやいてやらかす姿は加瀬さんにはあまりない役柄だし、動きもあってコメディとしておもしろいシーンでしたけど、
振られちゃったときのやるせない感じと、それでも何かひとつ気づいて前に進もうとする姿とにきゅんとしました。
一番は、ハワイのお葬式で、海に向かって歓声をあげるところが、その意味も自分のものにして突き抜けてる感じで、きっとホントの歓声をあげてるのがカッコよかったです。