きゃん

幕末高校生のきゃんのレビュー・感想・評価

幕末高校生(2014年製作の映画)
3.3
現代から幕末へとタイムスリップしてしまった高校教師と3人の高校生たちが、幕末の偉人・勝海舟と出会い、未来を守るために奮闘する姿を描いた作品。

1868年、幕末期の江戸。迫り来る新政府軍と幕府軍の戦闘を避けたいとする勝海舟は、西郷隆盛に和平交渉の使者を送が返事が来ないことに気をもむ。そんな中、彼は幕府が捕らえた未来からやって来たと言い張る女教師・未香子と教え子・雅也の面倒を見ることに・・・

タイムスリップするのが無理やりすぎて内容薄い感じかなと思って見始めたけど、意外と人間ドラマがしっかりしていた印象。特に高校教師未香子と勝海舟の関係が良かった。
一生懸命やっているようでいて、実は何も実になっていない未香子。
何もしていないように見えて周りから馬鹿にされてはいても、実は決して揺るがない強い信念を持っている勝海舟。
2人の対比が分かりやすく表現されていた。正反対に見えて実は似た者同士の2人。お互いの生き方に感化され、少しずつ前に進み成長していく様子が興味深かった。
正しいと信じたことを貫く大変さと大切さを教えられる。

幕末人と現代人のカルチャーギャップが面白く描かれていた。幕末の女の人にメイクする様子とか、幕末人がガチとか使ってるのは笑えた。
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