最近ロメールばかり見てたからか、これは驚くほどセリフが少ない。
そして本当にほとんど何も起こらない。
見惚れる素晴らしい色の画面、小津のような固定のローアングル、かと思えば揺れる画面。
展開は少ないんだけれど、少年のまさに「夏」のノスタルジーが詰め込まれていて、胸が苦しくなる。ジブリを観た後みたいな感じ。
子供と大人という記号として人物は切り分けられる訳なんだけれど、その解釈が入れ替わっていくことにある種のカタルシスのようなものを感じた。
台湾の景色は本当に色鮮やかで、早く旅行に行きたい。
ティンティンの役の子がめちゃくちゃに良い。