nagaoshan

301・302のnagaoshanのレビュー・感想・評価

301・302(1995年製作の映画)
3.9
パク・チョルス監督作品!

韓国映画特集⑧

食欲・性欲をテーマにマンションの隣人2人の女が繰り広げる奇妙な交流を、ホラー・サスペンスで描く、なんとも不思議な作品。

マンションの302号室に住む作家のユニ。
幼少期に義父から受けた性的トラウマで拒食症に苦しんでいる。

ある日、隣りの301号室に離婚したばかりのソンヒが越してきた。
彼女は料理を作ること、食べることが生き甲斐で、人に作って食べさせ「美味しい」と言ってもらう事に幸せを感じている。
性欲も旺盛で夫に迫るユニ。
食・性欲に疲れ果てた夫に浮気をされてしまいソンヒは過食症になってしまっていた…

親切の押し売りから殺意な脅迫まがいの行為に変貌を遂げていくソンヒのヤバさを、ユニの過去のトラウマと重ねつつ描れる。

食材を捌くシーンや食事シーンのえげつなさ、美味しいそうな料理とゴミ箱、トイレに消えていく残飯・嘔吐シーンには奇癖してしまう…

ユニに振る舞う究極料理とは?

呆気にとられるラストでした…

良か映画!
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