2022年リライト95本目
2022年5月公開予定新作『フォーエバー・パージ』に向けて書いたときの感想です。
◆あらすじ
2022年アメリカ、パージ法制定により失業率1%、犯罪率過去最低、暴力ほぼなし。パージ法とは、1年に1度12時間だけ''殺人''を含むすべての犯罪が合法化されるというものだ。
あと1時間でパージが始まるという頃、セキュリティシステム会社で働くジェームズ・サンディン(イーサン・ホーク)は、家を封鎖し警備を万全にしたうえで、妻メアリー(レナ・ヘディ)、娘ゾーイ(アデレイド・ケイン)、息子チャーリー(マックス・バークホルダー)と一夜を安全に過ごそうとしていた。そして、サイレンが鳴り響き、今年もパージが始まる。
しばらくして、自宅外の防犯カメラ映像を見ていたチャーリーは、見知らぬ黒人男性が助けを求めているのを目撃する。そして、チャーリーは自宅の防犯システムを解除してしまい―――。
◆感想
「犯罪のすべてが許される12時間をどう生き抜くのか」と、なんともアメリカっぽい題材というか、ブラムハウスの成せる設定ですね!!『パラノーマル・アクティビティ』との鮮烈な出会いを上書きするほど、今作との出会いは衝撃でした。こんなに面白いバイオレンス(そんなでもないけど)作品があるのかと。しかも『フッテージ』よろしくイーサン・ホークが主演とあれば観るしかないだろ!続編のほうがもっと面白いのですが、自宅という閉鎖空間でのサバイバルも最高!!アメリカ中が無法地帯になっているなか、自分たちはきっと安全だと油断しているのが運の尽きやね・・・。
そもそも、この家族が防犯装置を売って家を増築→近隣住民の怒りを買う、という流れから終盤どうなるかは明白。パージ法を容認しつつも、家族が巻き込まれてしまったら、ほんとうに正しいのか分からなくなりますよね。ていうか、今考えたら世界観が2022年でびっくり(笑)
家族を守るため、日ごろの鬱憤を晴らすため、どんな理由にせよ誰もが血に染まるこの12時間は間違いなく地獄・・・。マスクをつけて家を訪ねてくるパージ集団が怖くて仕方ない。序盤、中盤、終盤ずっとドキドキしっぱなしで、ホラー&グロ好きの私にとっては心地のいい作品。ブラムハウスブランドってだけで見始めたのに、ほんまにいい作品を提供してくるな!?
私だったらどうするかな(-ω-;)ウーン
1年に1度12時間だけとはいえ、永遠にこの時間が続くのではと思っちゃうから国外逃亡するかも(笑)
それか、あるいは―――。ふふふ
5月新作『フォーエバー・パージ』&イーサン・ホーク×ジェイソン・ブラム7月新作『ブラックフォン』も楽しみですね!
2022年5月7日加筆修正