【映画史に残る1シーン】
ユウレイとなったニシノユキヒコが、少女みなみの口を借りて語りかける。
ニシノユキヒコが語り、1テンポ遅れてみなみが声に出す。
身体はそこになくても、思いは残り、通じる。
他の映画では描かれない関係性を描いた、映画史に残る1シーンです。
同様の関係性を描いた先行作品としては、カンヌ・パルムドールを受賞した「パリ・テキサス」があります。
こちらは、語りかけの対称性を希望として描くかたちになっています。
ニシノユキヒコでも、堤防の上を歩くシーンなど、パリ・テキサスへのオマージュが見られますね。
追記
ニシノユキヒコみたいな人たちっていますね。
「思っていることが分かっちゃう」 - 阿川佐和子
読唇術ならぬ読心術というか(^^)