ベルベー

フォックスキャッチャーのベルベーのネタバレレビュー・内容・結末

フォックスキャッチャー(2014年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

胸糞悪い…アメリカ的になんでこれを映画化したかは分かるけど、日本人が観て意味あるものだったかと言うと、嫌な気持ちの方が勝ると思う。

スティーヴ・カレルの演技は超よかった。とにかく気味が悪くて怖い。作中一回も目元が笑わない。コメディアンだからこそ、この表情ができるんだろうか…。彼がなぜ狂気に取り憑かれ、殺人にまで手を染めるのか何となくわかる仕組み。それにしても胸糞悪い、サイコパスキャラでした。

チャニング・テイタム演じるマーク・シュルツ。こいつはこいつでメチャクチャ胸糞悪いヤツだな!!とにかく兄へのコンプレックスがとんでもなくて、兄貴を振り回した結果あんなことに…元々は栄光の時期だってあるんだけど、そこからの転落しか描かれないので本作ではとにかくダメなヤツってイメージに。観ていてイライラしたから、チャニング・テイタムの演技上手いです笑 彼のその後は「アイ、トーニャ」思い出した。それでも生きるって大変だよね…。

そんなポンコツ弟を根気よく支えた結果最期あんなことになる、不憫で仕方がないマーク・ラファロも良かった。
ベルベー

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