ベルベー

アクアマン/失われた王国のベルベーのレビュー・感想・評価

アクアマン/失われた王国(2023年製作の映画)
2.9
つまらなくはない。つまらなくなはないよ?ただもう飽きたな…というのが本音。予定調和なアメコミアクション。こういうのでいいんだよと言えなくもないが、年に2,3本のペースで既視感たっぷりのブロックバスターをやっていたら、そりゃ市場も尻すぼみだよ。

そんなに書くこともなくて、映像綺麗だしアクションはそれなりに楽しい。でもワイルドな兄と曲者の弟の凸凹コンビは「マイティ・ソー」で観たし、敵もここ10年くらいで何回観たか分からないキャラクターだし、ライバル同士力を合わせて巨悪をぶっ潰す!という陽キャ全開のジェームズ・ワンのノリが嫌いな人もそんなにいないと思うがしかし大好きという人は「ワイルド・スピード」も観ているだろうし、本作ならではの良さって何だろう。海底アクションの新味は前作で出し切ってしまったし。

モモア及びパトリック・ウィルソン推しの人以外にはそんなにオススメしないかな…というのが正直なところ。ブラックマンタこれ以上引っ張ってもキツくない?という懸念は的中で、ヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世は頑張ってるけど魅力出しきれないよなこのキャラの弱さだと。アンバー・ハードは思ったより出番多かったというか、普通に出ているのでゴタゴタ書き立てられる程でもなかった気がする。むしろ前作からずっとニコール・キッドマンが浮いてるんだよな。これにてDC映画は一旦仕切り直し…だが、なんとも煮え切らない映画だった。
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