デュポンみたく、「めんどくさい奴」と関わりたくないとは思っても、知らず知らずのうちに関わる運命になっちゃう恐ろしさ。デュポンがしたことは全て己の虚栄心や、叶わなかった愛情の代替品のようなもので、社会貢献を出しつつもしていることは周囲を全て自分のペット化することだけ。やだやだ…
金だけしかないなら、金だけ出しとけばいいのに、そこで口も出し恩も売り、君臨したいややこしさ。そこに巻き込まれたデイブとマークにも、経済的安定を求めたい下心があったことは否めない。
お金なんていらないです…と言い切れればどんなに楽か。
実年齢よりはるかに老けたスティーブ・カレル、嫌らしさや不気味さも交えて上手い。チャニングの、鍛え上げ方もだけど、気が緩んだ時期の贅肉ダブつかせかたも細かい所まで計算してる。マーク・ラファロもきっちり鍛えてて、敏腕コーチらしかったですね。
