ふぇり

フォックスキャッチャーのふぇりのレビュー・感想・評価

フォックスキャッチャー(2014年製作の映画)
4.0
辛い…

マークもデュポンもだけど、誰もが愛され大切な存在だと認めて欲しいだけなんだよね。レスリングのナショナルチームの寂れ具合から見て、レスリングの地位が低すぎたのも要因のひとつかも?と思ってしまう。金メダリストとは思えない暗い顔してるマーク。彼がデュポンに心酔してしまうのもわかるから苦しい。

スティーブ・カレル怪演。何も怖いこと言ってないのに、表情と間だけで恐ろしすぎる。

お兄ちゃんはいい人だったんだけどね。マークに「家族を大切にしたい」って言うシーンが2回あって、その2回ともふたりの思いはすれ違うんだけど、その度に「マークの家族はあんたしかいないんだよ…」と思った。辛い。
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