佐藤でした

X-MEN:フューチャー&パストの佐藤でしたのレビュー・感想・評価

X-MEN:フューチャー&パスト(2014年製作の映画)
3.9
2023年、“センチネル”と呼ばれるロボットの軍団の攻撃により、X-MENと地球は危機的状況に陥っていた。プロフェッサーXは宿敵マグニートーと共闘、1973年にウルヴァリンの魂を送り込み、センチネル創造のきっかけとなったミスティークによるトラスク博士の暗殺を阻止しようと試みる…。

キティ(エレン・ペイジ)が壁を通り抜けるのが得意技だということは周知の事実でしたが、まさか“時空”までスリ抜けられるとは。知らなんだ。

そうしてキティの念力を使って50年遡った1973年に放り出されたウルヴァリンが、二つの時代の“架け橋”になるという。面白い!

そこには、未来のプロフェッサーが不安を示唆した通り、酒浸りな上、痛む体に注入する麻薬に溺れた若きチャールズがいた。身の回りの世話はハンクがしているようだ。

チャールズが落ちぶれるのも無理もない。子供の頃に出会って妹のように可愛がってきたレイブン/ミスティークに裏切られ、丈夫な足腰も失い、ベトナム戦争の影響で研究も断念せねばならなかったからだ。

ひとまずウルヴァリンは、未来のあなたの指示でここに来たと伝え、それに納得したチャールズとハンクは、JFK暗殺の罪で地下深くの牢獄に収監されているエリック/マグニートーの救出に。

と、その前に。おウチで遊び呆けていたクイックシルバー君をスカウトします。
彼のね、優秀だけど“ゆとり世代感”がいいですね。音速レベルの移動がお得意の、素早いタイプのマイペースですけど。
普通の人の動きが彼にはハイスピードカメラで撮ったようなスーパースローに見えている。
だから四方八方から銃弾が飛んで来ても大丈ブイ。まずはMy Musicを起動してイヤホンを装着して、落ちる鍋のブイヨンを味見をする余裕もある。それから先輩達に向けられた銃弾のお片付け。クールで最強なクイックシルバー君いいですね。

青くない人間の姿の時のジェニファー・ローレンスは、独特のハスキーな声でベトナム語を話すシーンがあるが、これがまたセクシーで。かわいい。今回の主役と言っても過言ではないミスティークちゃんです。

そして彼女は、恐ろしきパワーを蓄えたマグニートーと対立することになります。
やはりマグ殿、流石っす。スタジアムのスタンド席部分をドーナツ状に剥ぎ取って、ホワイトハウスにドーンですよ。これぞまさしくホワイトハウスダウンな光景にア然です。
佐藤でした

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