正直ドラえもんにそれ程思い入れはないので｢こんなのドラえもんじゃない！｣とかはちっとも思わないのですけど、
｢何がドラ泣きだカス｣
とは思いました。
一言で言うと気持ち悪いな～。
よくこんなの気持ち悪いモノ作れるな。
のび太とドラえもんの関係についてはもうファンの方によって語り尽くされてますから端的に。
自分は『ドラえもん』はクレヨンしんちゃん･サザエさん･ゴルゴ13と同じく永遠にキャラクターは歳を取らずいつまでも続く世界の話だと思ってますが、それにしてもドラえもんの｢実質的最終回｣である｢さよならドラえもん｣を使って泣かせに掛かってるんですからもうちょっと何とか、3Dの最新技術によるドラえもんのリメイク何ですし、のび太がドラえもんと決別する、のび太の成長譚みたいなモノを出来なかったのかと思うんですけど。
この映画を見て感じるのはこれはドラえもんと言うよりドラえもんの気持ち悪いエピゴーネンである『女神さま』とか言う漫画に近い。
と言うより山崎貴って人の感性が藤子F不二雄先生よりも藤島康介に近いんでしょう。
｢ダメなボクをいつも守ってくれて甘やかしてくれる相手｣が都合いいキレイなお姉ちゃんからドラえもんに変わっただけ。
それにこの映画静香ちゃんが異常にファンタジー的な非現実な｢聖女｣みたいに描かれてて、要するにこれはドラえもん(便利)と女神様(性的満足)を両脇に従えたのび太と言う無敵状態のオタクの夢ですね。
以上です。
