「引退した凄腕(の殺し屋)」といえば『ジョン・ウィック』を最近見たのでそちらを彷彿とさせたけど、個人的には『イコライザー』のほうが好み。
『ジョン・ウィック』も正義っちゃあ正義だけど、あくまでも私的な理由で。自分のためというか。それよりも『イコライザー』は社会的な正義を重んじての行動だからより惹かれた。人のためなんだよね、結局は。
何よりデンゼル・ワシントンが超かっこいい。周りをそつなく嫌味なくサポートする普段の姿はもちろん、相手を躊躇なく倒していく姿もめっちゃかっこいい。殺し方がもはやジョン・ウィックより殺し屋なのよ。身近なものを使う分、銃よりどこか残虐的なのよ。
目でシミュレーションするときの演出も、雨ならぬスプリンクラーの水が降る中でのラストシーンも印象的。こういう映画では大概ラストで水が降りがち。
頭を空にしつつも、圧倒的な知恵と力のあるデンゼル・ワシントンのやり方にすごく爽快感を得られる映画でした。