Amazonプライムにあったので再鑑賞。
自分はエメリッヒ版『GODZILLA』も巨大モンスター映画として全然悪くないと思ってる派です。そもそもゴジラに深く精通していて詳しいとかいうわけでもないから、“ゴジラとは”という風に構えて観ていないからなのかな。
んで、このギャレス・エドワーズ版なんですが、コレも普通に面白い。世界的にも有名すぎるモンスターの名前を借りただけではない作品で、ハリウッドならではの資金と技術をふんだんに投入した巨大生物の実在感・重量感は観ていて楽しい。
それでいて怪獣達の“往年の特撮感”もある。ゴジラは中に人が入ってる感あるし、ムートーには吊られてる感がある。
それだけでなく、日本へのリスペクトとして日本っぽい建物や景色、日本語を一生懸命使ってくれてるじゃないですか！ “雀路羅市（じゃんじらし）って！”…とツッコむことは簡単だけど、日本で日本人スタッフがアメリカの架空の都市を違和感無く完璧に撮れますかね？ってことでしょ。心意気を買いましょうよ。
日本に…というか怪獣王ゴジラに筋を通しつつ、自分達はコレでやらしてもらいますよっていうKAIJUムービーですよ。
まぁ物語に目を向けると、ゴジラのオリジンとしてはあまりにも主役としてのゴジラの扱いがお粗末ってのはありますけどね。人間VSムートーに割り込んできたゴジラが、よくわからないまま正義の味方になってる印象。
それでもやっぱりガチムチゴジラの頼れる兄貴っぷりに惚れる。
肝心の怪獣バトルシーンが夜で暗めなので、ムートーはもうちょっと色の入った派手目の爬虫類的な配色でも良かったんじゃないかとは思います。
