さすらいの用心棒

ヒックとドラゴン2のさすらいの用心棒のレビュー・感想・評価

ヒックとドラゴン2(2014年製作の映画)
3.8
前作がとてもよかったので。
敵を倒すのに自分の手を汚さない。戦いにおいて主人公サイドに犠牲がない。といった、ディズニーがつくり続けた薄っぺらいヒューマニズムをそのままパクっただけのアニメ映画が多いなか、そういった課題を克服した点においても前作は素晴らしかったけど、本作はその点をさらに強化しており、しっかりと”死”と向き合っている。エンタメとして落とし込む技量もたしかなもの。
同年の『ベイマックス』よりもこういう映画を見せるべきだと思うんだけど、ゴールデングローブ賞、アニー賞という名のある賞をW受賞しているにもかかわらず、日本では一般公開されず。署名運動もあり、監督自ら署名して日本での公開を熱望したにもかかわらず、結局、DVDだけ。配給会社が仕事をする気力も、能力もないと言われて仕方がないと思う。