ぬーこ

オール・ユー・ニード・イズ・キルのぬーこのネタバレレビュー・内容・結末

3.8

このレビューはネタバレを含みます

監督 ダグ・リーマン
原作 桜坂洋
主演 トム・クルーズ

原作は同名の日本のライトノベル。ループ系というのがいかにも日本の作家っぽい

おもろい。ループものって人生やり直したい願望強い人には特に響くのだろうか笑
ループだけどそれだけじゃなくてその設定を活かしてどうオメガを倒すか、謎解き要素もあって面白い。前半は特に良くて、前半だけなら4点越え。
原作を読みたくなる作品。

冒頭トムクルーズ扮する主人公が戦場に行くのを凄いごねる

まさにゲームの世界。
仲間の言動、敵の攻撃、何度繰り返しても同じ。スーパーマリオを思い出す。何回やってもクリボーやノコノコは同じ動き方、タイミングで現れる。 
ループした2人の作戦もまさにゲーム攻略するときのそれ。

ギタイを模した機械でレベル上げ

それにしてもルーブルは本当舞台になるよね。人類の叡智はあそこにあると思うんだよなぁ

○セリフ
次にまた目が覚めたら私を探して

オメガを殺せば君は永遠に死ぬ

○解説みて
世の中には色んな見方をする人がいる
物語の終盤、輸血によりタイムループ設定がなくなる=トムクルーズは死ねなくなる。物語上は死ねないという緊張感がある一方で、観ている人はじゃあトムはしばらく死なないんだねとむしろ緊張が緩んでしまう。
タイムリープものが、なぜ面白いと思うのか。それは視聴者が繰り返しの同じシーンを観る中に微妙な違いを見つけて、それが楽しい。今回も戦い行く前の兵士や上官との会話が同じようで、主人公の行動によって変わったりする。
それから思ったのは、未来を予測する万能感を主人公を通じて感じるじゃないかとも思う。預言者のような立場で次にこいつはこう話す、こんな行動をする。それを主人公とともに変えていく。

2021.25
ぬーこ

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