にこ

オール・ユー・ニード・イズ・キルのにこのレビュー・感想・評価

3.8
公開当時は全く興味なくて、こういうドンジャカ系はもういいかな、と思っていたんですが、
最近本作が日本のライトノベル原作であり、小畑健が作画で漫画化にもなっていてこれが面白い、ということを聞いて読んでみたんです。漫画のほうですけど。
こ れ が ね
面白かったんすよ、驚くことに。
小畑健の作画もうまいんで見やすい上にストーリーが面白い!!
2巻で読みやすいのもあるけど、簡潔で分かりやすく、かつテンポよく駆け抜けるように完結するので読み終わりもハッピーエンドとはいかないが気持ちがいい。
と、映画でなく漫画のほうをべた褒めしてしまってますが、
映画も面白いっす!

リタのツンデレ美少女キャラ……はエミリーブラント………美少女キャラ……じゃなく筋肉女キャラでしたが笑
ケイジ役のトムクルーズの初めは弱々キャラは原作そのままに、やられまくるトムは珍しい。
何度でも逆らうことのできないループによってやり直し、やり直し、やり直し、やり直し、やり直し
まるでセーブの効かないゲームをひたすらリセットし続けるような物語。
漫画や小説と違って主人公ケイジの考えていることは語られないため、今のこのシーンは何度目のループの後なのか、はたまた初めてのステージなのかはわからない緊張感があり、ラストもなかなかいい。
ただ、ケイジはループから抜け出せたのか?という疑問。
まさかジジイになって大往生したと思ったらまたループ、なんてことにならないのかな、と野暮なこと考えながらのエンドロールでした笑

娯楽映画としては私は許容範囲内のドンチャン映画です。
にこ

にこ