シミステツ

チョコレートドーナツのシミステツのネタバレレビュー・内容・結末

チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)
4.4

このレビューはネタバレを含みます

家賃の取り立て。隣人は大音量で音楽を流す。
親は薬物所持で逮捕、帰ってこない。

そこで出会ったふたり。
ゲイのルディ、ダウン症のマルコ。

「何が食べたい?」「ドーナツ」

地方検察官のポールの手助けもあって、
母親に代わってマルコを保護することに。

ルディとポールは関係を偽ったということで監護権が破棄される。
ゲイカップルとしての関係、そしてマルコへの愛はどうなるのか。

普通と違うから、ゲイカップルだからと審問で問い詰められる辛さ。ただマルコを愛し、育て教育し大人になってほしいと願うだけなのに。

「過ぎた願いですか?」

判決は同性愛が原因。
たかだか10年前だがこんなことあるのか。

さらには母親が出できてふたりの接近禁止令が認められる。

「ぼうのうちじゃない」

ハッピーエンドが好きなマルコ。
ハリウッドからオファーがきて歌うルディ。
マルコのキスは願いを叶えたね。

マルコは家を追い出され、
家を探し求め孤独に死んだ。
自らのハッピーエンドと引き換えに。

映画の人って鏡にメイク道具でメモするよね。