様々な事件や親の死が重なり羊恐怖症に陥ってしまい、実家の牧場を離れていたヘンリーだったが、実家での静養を医者に薦められ、15年ぶりに帰郷する。
実家に帰ったヘンリーだったが、実家の牧場ではなにやら羊を使った秘密の遺伝子研究がされていた。
一方でその秘密を暴くべく立ち上がった環境活動家がヘンリーの故郷に赴いていた...
羊がメインのパニック映画って...信じられるか...？
...信じてくれェーッ！！！
メェェェッ！！！
鮮やかな自然をトコトコ駆け回る天使の様なモコモコ動物の羊が凶暴化し、新緑の大地に鮮血を撒き散らす今作だが...マジでスゲェ！ニュージランドやりやがった！ニュージランドスゲェ！
シリアスとのバランスが丁度いい緩さと田舎だからこその能天気さ、なのにも関わらず全く飽きることのない不思議なリズム感で終始楽しませて貰った。
数の暴力で容赦無く人間達を蹂躙していく羊達の姿を観れば、最初と最後で羊の見方が180°変わるのも新鮮な体験だったし、緩さの裏にあるしっかり目なグロ描写には驚くことだろう。
モンスターパニック作品への愛が詰まったニュージランド発のゆるふわパニック作品を是非この大型連休の締め括りに堪能してみては。
