このレビューはネタバレを含みます
観光客は歯が多い恐竜を求めていない。
大罪人の女は甥っ子を危険に晒しだけでなく、20,000人もの人間に重軽傷を負わせ、のうのうと恋をする。
勇敢に水に飛び込むのに、次のカットには乾いている子役…
おそらく日本なら恐竜に乗るなんて危険きわまりないアトラクションは作らないだろうし、逃げ場を想定しないパークにはしないだろう。
要するに安全に対する認識の欠如だ。
それも深刻なレベルだ。
例えば、セーフティゾーンに恐竜が入り込むなら分かる。「想定外」だなと。
だが、「恐竜が逃げ出すこと」を想定外にしないのは頭がおかしい。
お子ちゃま向けにグロテスクな表現はなくしているが、やっていることはエイリアンと変わらない。
とんでもない化け物だ。
人の好奇心はグロテスクな表現を求める。 見たいんだ。化け物を。血を。
マッドだ。