かえるのエリー

ワン チャンスのかえるのエリーのレビュー・感想・評価

ワン チャンス(2013年製作の映画)
3.7
あぁ〜!あのおじさんね!! スーザンボイル同様にスター誕生的番組の。

昨日観た「シンデレラ」、ジェームズ・コーデンが贅沢使いで消化不良だったので本作をチョイス。「プロム」に出てたこともあり、すっかり彼をアメリカ人と思い込んでたが、イギリス出身だったのね。本作も下ネタ多め、肉体労働者の男臭など、コッテコテのイギリスものだった。ちなみにfilmarksのあらすじが情報量多すぎ。これから楽しみたい人は読まない方がいいかと。いくら実話ベースとはいえ。


以下ネタバレ感想


貧しさ、男らしさを求める父、といったイギリス臭は「リトルダンサー」を思い出さずにいられない。ただあちらはビリー少年の猪突猛進が周りの大人を動かすのに対し、本作の主人公ポールはツキの無さも手伝ってなかなか前に進めなく、観ているこちらも悶々とする。が、悶々としてるのは視聴者だけではないのだ。親父の放った言葉が痛快。オペラを毛嫌いしているようで、実はウジウジしている息子に一番苛立っていたのかもね。

一方で母と嫁ジュールズはポールを支え続ける。あれだけの唄声、女性陣が味方につくのも納得(笑) ジュールズは最初に登場した時はモッさい感じだったが、どんどん素敵に見えていった。そして彼女がセレクトした青い蓄音器の美しさよ。。

ちなみに、番組収録シーンの本物はYoutubeで視聴可能。審査員が全く同じアクションなので、そこの部分をまるッと引用したのかも? 撮影したのであれば凄い再現率である。