女

シンプル・シモンの女のレビュー・感想・評価

シンプル・シモン(2010年製作の映画)
4.3
◉23歳のイケメン・シャツダサ兄貴が彼女と別れて、多分それは自分が原因だから、自分のことも好きでいてくれる“バカ女”を探そう、と奮闘するBMI20のシモンの話。

◉うん、オシャレ。わかりやすくオシャレ。誰でもわかるオシャレ。

◉どのシーンをとっても、画が“かわいい”。スウェーデンだもの、ファブリックとか無条件でかわいい。女は喜ぶ系の。きっとあの娘もこの作品が好き。

◉音楽も結構凝っていて、なんかドキドキ。(あ、でも1ヶ所だけ、シモンが『うわーん、サムー!』って泣き叫んでいるときの音楽だけ違和感あったけど、それ以外は好きだった)

◉“感情”と“変化”が嫌いなシモンに、恋で生じるそれを何かに例えて説明するサム兄やイェニファーがすごく愛おしい。あと壊れるかもしれないこと前提でテレビを二つ持っているイェニファーのくだりが、なんか、いい。


この物語にアスペ要素は必要不可欠なようだけれど、実はそれってそんなに重要なことでもなくて。なんていうか…これは『アスペルガーを理解する系映画』ではないと思った。
シモンは『シモン』ってだけで特別。うまく言えないけど。アスペは関係あるけど関係ないの、そうなの。何にも分かっていないのに、こんなレビュー書いてごめんなさい。でもそう思ったの。そして分かりやすくて、やっぱり好きです、これ。

あなたも特別、私も特別◉まる
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