KnightsofOdessa

2つ目の窓のKnightsofOdessaのレビュー・感想・評価

2つ目の窓(2014年製作の映画)
1.5
["永遠の里帰りじゃあ"] 30点

2014年カンヌ映画祭コンペ部門選出作品。最近の河瀬直美しか知らないけど、舞台が奄美大島なのは河瀬直美っぽいわ~と思うなど。そんなにカンヌで賞が欲しいか?(本作品では無冠)。本人が脚本も書いてるようだが、絶望的にセンスがないというか、"なんで人って生まれたり死んだりするんだろうね?"みたいな直接的或いは文学的語りばかりで、直美文学の資料映像みたいにしか見えてこない。また、主人公二人の物語以前の距離感が謎なので、好きだよ♡とかいきなり言われても困惑するだけ…と思ったら冒頭で死体発見したを虹郎を杏子が見てたのか。暗すぎて分からなかったわ。杏子の家族団欒が長々と採用されているが、『Totem』の家族団欒シーンの100倍くらい尺があって1/100以下の情報量で草。中盤のヤギ殺すシーンで虹郎が"いつまで続くのコレ"って言ってて爆笑した。今の俺の気持ちを代弁すな。界人の母親の挿話も、勝手に界人が暴走して勝手に界人が納得して終わって、ずっと母親は蚊帳の外。ずっと意味が分からん。勝手にやってろ。
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