【原作者マークース・ズサークの祖母の体験を参考に作られた実話映画】
〈ストーリー〉
1938年。第二次世界大戦前のドイツ。
共産主義の母は子を守る為、ミュンヘン近郊の田舎町に里子に出す決意をし列車で向かう。
途中、息子が急死。
娘のリーゼル一人。フーバーマン夫妻に引き取らる事になるのですが、二人来る筈が一人になった為、給付金の貰える額が減る事に対し、養母ローザはリーゼルに冷たくあたる。
一方養父のハンスは暖かく迎えます。
ある日フーバーマン夫妻にある人物が訪ねに来ます。
〈個人的に好きな所や見所〉
●ナチスドイツの焚書
リーゼルは一冊の本を盗みます。
命を奪われるかも知れないとても危険な行為。それに気づいた養父のハンスは叱る事をせず、リーゼルが盗んだ本を手に取り自分の懐にいれます。
なんか、ウルっときた。
●隣人のルディ
静かな湖で、リーゼルとルディは大声でヒトラーの暴言を吐きます。
一方ヒトラーはどんな気持ちなのか?少し気になって『ヒトラー最期の12日間』を観ました。
ヒトラーずっと怒ってはった
●本当は凄い優しい養母ローザ
凄い口うるさく、とても厳しいローザ。
実はとても優しい。この人を知れば知るほど好きになってしまう。
自分の立ち位置を良く理解し、機転を利かせ怒鳴る。
彼女の優しさが伝わり過ぎて、全く関係ない所で泣いてしまった。
〈感想〉
ジャケットも綺麗し映像も綺麗。
話の内容も凄い良かった。
ただ、秘密をしつこく共有したがるルディに少しイラッとしてしまった…
悪い子では無いんだけどね。