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インサイド・ヘッドのromioのレビュー・感想・評価

インサイド・ヘッド(2015年製作の映画)
2.5
良い良いとは聞いていたが、たしかにすごい!!!
具現化、擬人化してしまう、そして内容をすべて丸め込んでしまう能力高すぎっしょピクサーさん、そんな作品でした。

11歳の頭の中を覗く、そこにある5つの感情達。
思春期を迎えようとするその時期に彼らはどうなってゆくのか。
映像は煌びやかで楽しく、キャラクターも可愛いんだけど、考えさせることはめちゃ多い。
多分に大人向けな感じがしますが、これを見た子供たちの感想が気になります。
中学生からの思春期は覚えがあっても、その前の段階からの移行というのはなかなかつっこんでるな〜という印象が強いです。
その前の子供時代は子供だし。
だからこその映画化だとは思いますが。

俺の感想としては、作品化はすごいけども、内容はそこまで面白くない?そんな感じでした。
というのも、感情達は当たり前ですがそれぞれの感情を担当しており、けっこう極端です。それぞれのキャラの不自由さだったり性格がウザく感じてしまう場面がありました。単体では深みが出ず、面白味がありません。
ただそういうことを考えてゆくと、この作品が面白くなっていくというのがこの映画のマジックでもあります。

内側から外側へ外側から内側へ、人というものの魅力をいっぱいに映した作品。
でもやっぱ大人向け?
自分とも人とも話したくなるような作品。
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