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007 スペクターのワンのレビュー・感想・評価

007 スペクター(2015年製作の映画)
3.0
ジェームズ・ボンド(ダニエル・クレイグ)は、マネーペニー(ナオミ・ハリス)からスカイフォールで焼け残った写真を受け取る。写真の謎を解き明かすため単身ローマへと向かったボンドはスタジアム爆破を計画していたスキアラ(アレサンドロ・クレモナ)の未亡人ルチア(モニカ・ベルッチ)と出会い、命を助けることと引き換えにその組織の秘密会議が開かれることを聞きだす。会議に潜入したボンドは、そこで組織の首領がフランツ・オーベルハウザー(クリストフ・ヴァルツ)という男だと知る。


【シリーズ第24作目】ガンバレルが冒頭に復活したことは良かった。ボンドカーも登場し、Qとの会話にユーモアを感じた。狭い列車内で繰り広げられるムキムキの殺し屋との死闘は『ロシアより愛をこめて』を思い出す。

オーベルハウザーにカリスマ性を感じなかったことは残念。シリアスだったダニエル・クレイグのボンドにスペクターは合わない気がした。シルヴァが彼の下にいたとは思えない。ボンドを拘束したのにあっさり逃げられ、ヘリコプターに乗ったら乗ったで撃ち落とされる始末。オーベルハウザーにスペクターのボスの風格は感じなかった。
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