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007 スペクターのmasahitotenmaのレビュー・感想・評価

007 スペクター(2015年製作の映画)
3.3
殺しのライセンスを持つ英国情報部員、ジェームズ・ボンドが活躍するスパイ・アクション「007」シリーズの第24作。
ダニエル・クレイグがMI6諜報員、6代目ジェームズ・ボンドを演じた4作目。
監督は、前作「007 スカイフォール」に続きサム・メンデス。
主題歌は、サム・スミスによる「Writing's On The Wall」(ライティングズ・オン・ザ・ウォール)。
脚本はジョン・ローガン、ニール・パーヴィス、ロバート・ウェイド、ジェズ・バターワースの4人。
原題: Spectre (2015)

ボンドは前任の上司、イギリス情報局秘密情報部(MI6)の前部長M(ジュディ・デンチ)の要請に従い秘密裏に、メキシコシティでスタジアムの爆破を画策していたテロリスト、スキアラ(アレクサンドロ・クレモナ)を追うが、失敗。
ローマに飛び、スキアラの妻ルチア(モニカ・ベルッチ)から情報を得て、ある秘密会議に潜入。テロ組織の首領が、ボンドの養父の息子で幼少期を共に過ごした義兄、フランツ・オーベルハウザー(クリストフ・ヴァルツ)であることを知る。
その後、前々作で対峙したMr. ホワイト(イェスパー・クリステンセン)が、犯罪組織のカギを握っていることを掴み、オーストリアの渓谷にいるホワイトと接触。組織から命を狙われ身を隠している彼の娘マドレーヌ・スワン(レア・セドゥ)を助けることと引き換えに組織の情報を得るが、マドレーヌは誘拐される…。
一方、ロンドンではMI5の新責任者C/マックス・デンビー(アンドリュー・スコット)が、00部門を廃止しMI6に吸収しようとし、さらには世界7か国の機密情報を統合する「ナイン・アイズ」計画を立ち上げる。ところが、Cは、世界規模で暗躍するその犯罪組織“スペクター”と通じていた…。

クライマックスは、北アフリカの組織の拠点とロンドンの旧MI6本部、テムズ川、ウェスミンスター橋での“スペクター”との全面対決。

~他の登場人物~
・MI6の現部長M(レイフ・ファインズ)
・兵器開発課長Q(ベン・ウィショー)
・秘書マネーペニー(ナオミ・ハリス)
・Mの補佐を務める幕僚主任ビル・タナー(ロリー・キニア)
・組織の一員であるMr. ヒンクス(デイヴ・バウディスタ):殺し屋。

「そんなに見つめないで。
じゃあ、そんな格好をしちゃダメだ」
You shouldn't stare.
Well, you shouldn't look like that.

「弾切れだ。それに、俺にはもっと大事なことがある」
Out of bullets.And besides, I've got something better to do.

「やめたと思ったが。
やめたさ。1つ欲しい物があってね」
I thought you’d done.
I have. There’s just one thing I need.

「殺しのライセンスは、殺さないライセンスでもあるんだ」
A license to kill is also a license NOT to kill.

ヒッチコックの「北北西に進路を取れ」や「007/ロシアより愛を込めて」など過去の作品を連想させる場面がたくさんありますね。
本作でもボンドの粋な会話が一杯。
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