感想がすごく難しい映画だなという印象。というのも、ストーリーは至ってシンプルだし、言い方が悪いかも知れないけど二番煎じ感は否めない。だけど、目が離せないというのがこの映画です。
最初から最後までずっと緊張感があります。ありきたりな言い回しになるけど「ジェットコースターに2時間乗りっぱなし」みたいな感じ。とにかくハラハラします。痛そうなシーンがいっぱいあって、サイコパス野郎もいっばい出てきます。
ただ、確かに二次元っぽいキャラクター達がたくさん出てくるんだけど、ストーリーが現実味がありそうでないようなギリギリのラインを攻めてきているので、漫画の実写化みたいにさむくないとこがすごく良いなと思います。本当に絶妙です。
あと、状況説明がほとんどないのに、まぁこういうことなんだろうなーってなんとなく分かるのがすごい。比較するのを申し訳ないのですが、デューン砂の惑星とは大違い。変な人たちがたくさん出てくるけど、ビジュアルでほとんど分かるのがすごいです。
近未来的な未来の話も好きなのですが、個人的にそれを通り越して枯渇した世界の話が好きなので世界観がすごく好みでした。次の映画は過去の話のようですが、この後の話も見てみたいです。