行って帰ってくるだけの内容のない凄まじいカーアクション…という評価は少し違う。
しっかりとこうなった背景も描かれているし、登場人物それぞれの信念も理解できる。話がシンプルなのでわかりやすいし、やっぱりアクションの描き方は秀逸。
シャリーズ・セロンの格好良さは半端ないし、トム・ハーディもニコラス・ホルトも個性を出しながらいい演技をしている。
あっという間の120分で、史上最高のアクション映画と評価する人の気持ちもわからなくない。
ただやっぱりこの世界観についていけない。見ているだけで苦しくなってしまう。残虐なシーンもあり、見終わった後にシャワーを浴びたくなる。
アクションの激しさや撮り方は間違いなくトップレベルだろうが、本当に好き嫌いの分かれる作品であると思う。