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マッドマックス 怒りのデス・ロードのnobsangのレビュー・感想・評価

4.2
新宿の劇場で鑑賞したものを、改めて配信で見直しました。
面白いです。おバカ映画でありながら、こんなにも痛快でこんなにも爽快なものはなかなかないですね。
 
何せ本編の半分以上は荒野を走るシーン。そのうちの半分以上はバトルシーン。細かい理屈は抜きにして、バトルアクションを見せたいという明確なメッセージが画面からビンビンに伝わってきます。

見ようによってはグロテスクというか、残忍なシーンも多い、とも言えるのですが、それを感じさせない「明るさ、楽しさ」があるのが、この映画の凄いところです。
 
銀色のスプレーのくだりや、生演奏の演出、「長い棒」など、要所要所で漫画的なぶっとび具合を見せてくれます。あと主人公はマックスと考えていいのか、だとしたらマックスは前半まったく活躍してなくて、画面を見ながら何度も「かわいそう…笑笑」みたいなユーモラスな位置づけなんですよね。
 
しかしまあ、シャーリーズ・セロンさんはすごい。坊主になったり太ったり痩せたり、すごい。私生活や人生も合わせて、デニーロさん超えたんじゃないかというくらい、すごいですわ。
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