おかちゃん

(秘)色情めす市場のおかちゃんのネタバレレビュー・内容・結末

(秘)色情めす市場(1974年製作の映画)
4.9

このレビューはネタバレを含みます

素晴らしい❗️
日活ロマンポルノ典型作品。
私は、こういう作品が大好きだ‼️

ハンドカメラで、日常雑多な光景や出来事を捉え、その荒々しさで街の猥雑を見せつける👊😠。かと思うと、パンし固定でまるで絵画に切り取ったような美しい街の遠景を写し出す。その対比が、この街で起こっている現実だ。これだけで何も説明する必要は無い。
 そこで繰り広げられるのも、リアルな「男と女」と金と欲の渦。西成風景を借りているが、金持ちだろうが、勤め人だろうが、根底は同じだ。つまり、人間の根源的欲望がおこすドラマだ。だから、ストーリー展開に少々可笑しかろうが関係無い。最後のシーンで、一瞬カラー映像になるが「これは、戦後貧しい時期じゃない。今も現実なんだ」と投げかけているように感じた。
 で、私の根源的欲望なんですが(笑)、
やはり宮下順子が断トツ❤️‼️他の作品でもそうだが、彼女の濡れ場の表情と肢体は、私の中ではトップ級(笑)🤭
彼女の濡れ場シーンだけを、延々と観ていても飽きない。後年、昼ドラにちょい役の出演・演技してるのは余りひっかかるものはないが、濡れ場シーンになると突然光ってくる。これは、単なる私のスケベ心か?(笑)

 こういう映画が、表舞台で名画だと喧伝されるのも、私は好まない。名画は名画で別に譲り、知る人ぞ知る、裏舞台の名画のような存在であって欲しい。でこそ、アンダーグランドの無茶苦茶さが際立ってくる‼️
映画と関係無いが、開演間際に夫婦で私の両脇席に座るのは、如何なものか?
しかも、結構いい歳した夫婦❔が。
余計な想像を掻き立てられた。そうか❗️夫婦じゃないのかも⁉️でも、それなら尚更、二人くっついて隅の席で観なよ‼️
ちょい、怒り😡😝(笑)

★追記=イギリスの日本研究の文化学者が、「ロマンポルノが、日本人の女性進出を遅らせた云々」ってコメント聞いたが、とんでもない‼️
宮下順子が何故ポルノで孤軍奮闘したか?、飯島愛が何故裏V からバラドルへ転身したのか?それ位日本の文化風俗の背景は、男尊女卑が根付いていたんだ。この映画に花柳幻舟が出てくる事を再確認して欲しい‼️