（秘）色情めす市場のドナウのネタバレレビュー・内容・結末

指名手配犯がなかやまきんに君。

後に作られる松井良彦作品の断片が散らばっていて、きっとこの作品に多大な影響を受けたのだろうと想像する。ただこの作品は生々しい。追悼のざわめきよりずっと。追悼の…は美しさや純粋さを強く感じたのに対して、この作品は汚さや不快さが際立ってる。糸引く唾、乱暴な交尾、使い回す避妊具。それが悪いということではなく、むしろある種の家畜小屋のような閉じた世界を痛感させてくれる。ただこれはポルノ…果たして“マスかける”のでしょうか？もちろん映像、音楽もこの上なく素晴らしいです。

ポルノの枠に収まりきらない作品が他にもまだあるのでしょう。少しずつ深みにハマりつつあります。