りのあ

ハーフネルソンのりのあのレビュー・感想・評価

ハーフネルソン(2006年製作の映画)
3.7
ライアン・ゴズリングが心に闇を抱える歴史教師役を繊細に演じ、第79回アカデミー賞主演男優賞にノミネートされた人間ドラマ。
ララランドより前にも主演男優賞候補になっていたのは知らなかったので、驚きました!
そして11年前の作品です。
TSUTAYAで1枚しか置いてないのに面出しで、店員さんでゴズリンのファンでもいるのかな?とか思いつつ、策略にハマって借りてみました。

第一印象は、ゴズリンの肌がキレイ!!
あと手もキレイ!!
コカイン中毒の役だからか、よく手で顔をこする(汗を拭っている?)のだけど
その度肌と手がキレイでそこばっか気になっていた(笑)
あと目がね!とろ〜んとしたような目付きが上手いなーと。
元々も少しトロリンな感じ?だけど
ラリってる時の表情がなんとも。

ストーリーは、、
ゴズリンはブルックリンの中学校で歴史を教えている教師、ダン。
バスケットボール部の顧問もしている。
生徒からの信望もあり、良い教師ですが
実は影ではドラッグに溺れ、やめられないでいた。
ある日、教え子でバスケ部のメンバーでもある少女ドレイに、コカインをやっている所を見られてしまう。
それ以降2人はお互いを心配したり気にしたり、不思議な友情が芽生える。
ドレイの方は、初恋のような感情にも似ていて
ダンの方はドレイの家庭環境や、ドラッグの密売で逮捕されてしまった兄の噂を聞いていたから、ほっておけないといった感じ。
ダンは生徒がいるからこそ、なんとかマトモを保っていた。


ドレイの周りには兄の友人たち=ドラッグ密売人 がいて、その中でも兄の代わりのように構ってくれる人がいて、それを演じているのは、アンソニー・マッキー。
キャプテンアメリカのファルコンです。
優しくしてくれつつも、結局ドレイをドラッグの売人に引き込んでいく悪いヤツです。

かくして、教師と生徒でもありながら
ドラッグを買う人、売る人になってしまう2人であった、、、。

なんというか、切ないですね。
今後この2人はどうなっていくんだろう?
と、見てる人にそれぞれ考えてね!という感じでした。

ゴズリンが好きな方なら、優しくてかっこいい教師の姿と、ドラッグで危ういダメ男の姿を見られるのでオススメします。


どうでもよい話ですが、劇中でドレイは
チュッパチャプスみたいな棒付きのキャンディを🍭よく食べていたので
無性にチュッパチャプスが食べたくなりました(笑)

あとハーフネルソンというのは、羽交い締めという意味らしいです。
なんとなくわかる気がしました。
りのあ

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