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エジソンズ・ゲームのりのあのレビュー・感想・評価

エジソンズ・ゲーム(2019年製作の映画)
3.8
発明王として有名なエジソンの伝記的映画、というより電気の部分にスポットを当てた電流戦争を描いている。

エジソンって、蓄音器、白熱電球、活動写真を発明していて、映画の父とも呼ばれているんですね。知っているようで殆ど知らなかった。しかもこの映画から見たら、相当性格悪っっ(笑)絶対自分の意見を曲げないのとか、成功するまでとことん努力するとかは素晴らしいけど、他の人への態度とかが悪い〜。

その天才で性格が悪いエジソンをベネディクトカンバーバッチが演じています。
あら?天才で性格が悪い?!どこかのスーパーヒーローとかぶりますね(笑)
エジソンの秘書をトムホランド。劇中でも12歳?とか言われちゃってるけど、かなりしっかりした、あのエジソンについて行けてる童顔な秘書さんです。いつも早口にまくし立てているトムホが、トムホの割に落ち着いた口調なのも見どころです。
エジソンがこだわっていた「直流送電」に対して「交流送電」を採用したライバルのウェスティングハウスをマイケルシャノン。私の中で今までのイメージだと、マイケルシャノンの方が性格悪かったり、悪者っていう感じだけど、今作では良い人でした。
一度はエジソンの元で働いていたけど、交流送電派でウェスティングハウスと組むニコラ・テスラをニコラスホルト。
ニコラ・テスラは長身で美男で潔癖症だったそうで、その雰囲気にニコラスホルトはよく合っていたと思う。
ウェスティングハウスの奥さんを演じたのはキャサリンウォーターストン。
ファンタビでの彼女はあまり好きではないのですが、今作は良かった!優しい旦那さんの尻を叩くしっかり者の奥さんが似合っていた。

と、まあストーリー自体は電流をめぐるライバル同士の戦いで、難しく取っ付きにくい感じもありましたが、とにかく出演者が豪華ですし、自分は好きな俳優さん沢山出ていたので満足でした。


19世紀、アメリカは電気の誕生による新時代を迎えようとしていた。白熱電球の事業化を成功させた天才発明家エジソンは、大統領からの仕事も平然と断る傲慢な男だった。実業家ウェスティングハウスが交流式送電の実演会を成功させたというニュースに激怒したエジソンは、ネガティブキャンペーンで世論を誘導。事態は訴訟や駆け引き、裏工作が横行する世紀のビジネスバトルへと発展していく。
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