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ザ・ドア 交差する世界のきのネタバレレビュー・内容・結末

ザ・ドア 交差する世界(2009年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

主演のマッツ・ミケルセンのファンで、マッツ目当てで前知識無く鑑賞しました。
が、俳優贔屓を抜きにして、すごく面白かったです。

開始5分程で状況説明終了というテンポの良さ、世界観への入り込みやすさがまず◎。
キャラクターも個性が立っていて分かりやすい。
脚本も良く、無駄のない感じが楽しかった。先の読めない展開に終始釘付けになりました。

画面づくりが終始綺麗。
暗闇と陽の光が射すシーンの透明感とが、主人公の複雑な心情を表しているようで目にも楽しいです。
ドイツ映画らしい(と言ったら偏見かもしれませんが)低予算さや、
小規模のコミュニティ内でのストーリーという点が個人的にツボ。

ちなみに主演のマッツの素晴らしさは語るときりがないので割愛しますが笑、今作のマッツの透明感はとても魅力的でした…。不倫の末に娘を失ってしまった主人公という役柄に、見事に体温を与えていたと思います。
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