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たまこラブストーリーのanathemayokeのネタバレレビュー・内容・結末

たまこラブストーリー(2014年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

まさに京アニクオリティー作画はめちゃいいんだけど、正直脚本とか描写がしんどかったな。「聲の形」とかも同じなんだけど、背景最高は素晴らしいけど、凄ければすごいほどキャラが溶け込まないんだよなやっぱり、浮いて見える。どこにポイントを置くかというのももちろんあって、日常ギャグとしてみればとても面白いのだけど、恋愛に力点をおくと脚本も描写もやっぱりいわゆるアニメ的な単純化が多くて感動には至らなかったな~。
最後の糸電話の糸ゆるゆる問題はどうしても気になるよな。まあ実際は糸電話で会話してるわけじゃなくて、直接聞こえてるってことなのかもしれないけど。
たまこの声、たまこが餅をぜんぶ「もち蔵」と言ってしまうところ、おじいちゃんの入院、カセットテープの母の声、書割みたいな幼少の思い出、もち蔵の友達の感じ、老人の顔が老人に見えない、老人の声が老人に聴こえない
など作画のクオリティが高いからこそギャップとして気になってしまうところは多かったかな。テレビシリーズくらいの軽さとギャグ重視の感じだったら違和感なかったかもしれないけど。
カット割りとか視点の動きとかはすごくいいのと、金髪のみどりちゃんの立ち位置と説明しすぎないところはリアリティがあってよかったな。
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