めちゃくちゃよかった。
成田凌も清原果耶も最高にかわいいのだけど、脚本が特によくて、日常をスパイ小説に変化させるプロットと長いセリフがものすごく面白い。長回しもすごかったけど、黙って歩いてるシーンとか風景とかが長めになってるのもすごく良かったな。
オウム返しの問いは仕事などでは面談する相手とかに自分と向き合わせる手法だったりするんだけど、ああいうケンカってよくあるよなとか。森に入って音を聴くのが好きだった話をある状況で清原果耶が聴いてるシーンが映画を（覗き）見てる観客と同化してすごくいいし想像が膨らんだとか。マリッジブルーのたしかにこのタイミングでこういう人と知り合ったら揺らぐだろうなという感じとか。面白い構造や示唆に富むところが多くて豊かな体験だった。映画館で観たから観客の笑い声とかリアクションが感じられてまたよかった。近年の映画でも一番笑い声が上がってたかも。
私も誰かと森に行きたいわ。
