Jumblesoul

未来を花束にしてのJumblesoulのレビュー・感想・評価

未来を花束にして(2015年製作の映画)
3.5
約100年前のロンドンで女性参政権を得る活動に進んで参加というよりは、いつの間にか巻き込まれていく女性の物語。
表のメインテーマはもちろん参政権ではあるが、実は裏テーマは親権。
子供を養育できないからといってあっさり息子を養子に出す別居中の旦那の態度に、主人公のそれまでのやや半端な気持ちが過激行為にまでガラリと変貌する。参政権はありがちだが、妻に親権が全く無かったというのも酷い話で、女性には辛い時代だったに違いない。
逮捕されてハンストした時にゲッソリ痩せるなど、キャリー・マリガンの熱演には拍手。現役組では実に魅力的な女優である。
ちなみに顔出し程度の出演なのにポスターにメリル・ストリープが出てるってのはどうもなぁ。邦題も相変わらず内容に伴わないので変。
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