身を削り美を生み出す人の苦悩の人生を描いた作品。隅から隅まで汚くて美しい。
今や名前を知らない人の方が少ないであろうYves Saint Laurentの人生をきっと素直に表しているんだろうなぁという作品だった。ドラッグなど、決して表舞台の綺麗な所だけを抜き取った訳でないのが良かったと思う。素直で好印象。
ファッションが好きな私だが、やはりこのような美しいものを生み出す人には常人には計り知れない苦悩があるのだと思う。まさに身を削って理想を作り出している感じ。
当たり前のことながら、わたしはデザイナーではないし、彼でないから決してその苦悩がわからない。けれど、彼が苦しみ抜いたことはよくわかった。
煙草があんなにもかっこよくみえる作品も少ないと思う。女性も男性もかっこいい。
Yves Saint Laurentはちょこちょこ使わせてもらっているが歴史を知るともっと好きになる。出てくるドレスがどれも美しくて着たくなった。