鍋レモン

ゾンビ/ダリオ・アルジェント監修版の鍋レモンのレビュー・感想・評価

3.6
⚪概要とあらすじ
ダリオ・アルジェント監修版は、アクション感を増した編集、音楽で仕上げられている。日本での劇場公開版のオリジナル版。

突如、死者が生き返り、生きている人間を襲い始めた。甦った死者=ゾンビは生者の肉を喰らい、喰われた者も彼らの仲間として甦る。世界は地獄と化した。TV局勤務のフラン(ロス)、パイロットのスティーヴン(エムゲ)、SWAT隊員のピーター(フォリー)とロジャー(ライニガー)の4人は、ゾンビが増え続ける中、ヘリで都市からの脱出を試みる。ようやくたどり着いた郊外の巨大なショッピングセンターで束の間の平和を得るが...。

⚪感想
「地獄が満員になると死者は地上を歩く」

今まで観たゾンビ映画の中で1番テンション上がった。
クオリティが凄いのか演技力が凄いのか分からないけど凄い(語彙力)。
どうせB級映画だろうな〜と思っていたら違った。

逃げ延びた4人、暴走族的な人たち、ゾンビの三つ巴が始まり、ゾンビの臓器争奪戦が始まる。

ゾンビの本物らしさ、本物の観たことないけど。動きやメイク、傷跡がリアル。

効果音や撮影の仕方、音楽の古っぽさと安っぽさが絶妙なバランス。

圧倒的な見応えと内容の良さ。

ショッピングセンター1度は貸し切ってみたい。

この映画にゾンビのエキストラとして出演したかったな〜と思ったり。

⚪メモ(ネタバレ含む)


⚫「幻のエンディング」
この映画の原稿の 「DAWN OF THE DEAD The working draft 1977」では、エンディングはピーターが拳銃で自殺し、フランも回転するヘリのローターへ自らの頭部を突っ込み自殺。そして、フランの死体を喰っているゾンビたちを背景にエンドクレジットが流れ、エンドクレジットが終わるとローターの回転が徐々に遅くなって止まり、ピーターとフランが脱出するのに十分なヘリコプターの燃料は最初から無かったということを暗示しているといったものだった。
だが、監督によると実際に撮影が始まる前にこのエンディングは破棄され、すぐに書き直されたそう。

⚪鑑賞
GYAO!で鑑賞(字幕)。
鍋レモン

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