⚪概要とあらすじ
東野圭吾のベストセラー小説を原作に、福山雅治演じる天才物理学者・湯川学が難事件を鮮やかに解決していく姿を描く大ヒット作「ガリレオ」シリーズの劇場版第3作。
数年前から行方不明になっていた女子高生が、遺体となって発見された。警視庁捜査一課の刑事・内海によると事件の容疑者は、湯川の大学時代の同期でもある刑事・草薙がかつて担当した少女殺害事件の容疑者で、無罪となった男だった。男は今回も黙秘を貫いて証拠不十分で釈放され、女子高生が住んでいた町に戻って来る。憎悪の空気が町全体を覆う中、夏祭りのパレード当日、さらなる事件が起こる。
⚪キャッチコピー
“沈黙は、連鎖するーそれは罪か、愛か。”
⚪感想
『容疑者Xの献身』から『真夏の方程式』に続く3作目。
本もよく読むけど東野圭吾さんの作品は心が揺さぶられる。
ドラマを見ると福山雅治さんも柴咲コウさんも若いなって思うけど映画を見ると全然変わんないなと思ってしまうぐらい老けない。
ベテラン俳優さんも多くて見応えがある。
みんなを怪しく思わせながら犯人が移り変わり、手口の考察と楽しめる。
湯川先生よりも草薙さんメインっぽくて物足りない。湯川先生のペンやチョーク、その場にあるもので公式書き書きが見たかった。淡々と証拠見つかるのがつまらない。
それぞれの沈黙と愛の行方。
東野圭吾さんは『容疑者Xの献身』『手紙』『白夜行』『秘密』が強すぎる。
⚪以下ネタバレ
アガサ・クリスティの『オリエント急行殺人事件』的な感じで全員関わっているのではの予想が出て、その流れが前半で来たのでさおりを殺した犯人は別で新倉なのではと思ったけどちょっと違った。
普通に新倉先生が教え子に手を出して、妊娠がバレたらまずいから殺しちゃったのかと。実際は新倉先生の奥さんが殺してしまっていて、その後におそらく殺してないと物語がひっくり返り元の犯人に戻る感じ。
被害者を大切に思っていた人々の集まりというのがあったからか実際のさおりの新倉の奥さんに対する逆ギレがしんどかった。「私に才能があるから嫉妬してるんでしょ」みたいな煽りが予想外。
⚪以下原作のあらすじ(Wikipediaから引用)
警視庁捜査一課の係長・草薙俊平は他の事件で手一杯にもかかわらず、上司の多々良と間宮に呼び出され、部下の内海薫を伴って向かう。そして、歌手を目指していた町の人気者・並木佐織が行方不明になり、3年後に遺体で発見されたという事件について説明される。その容疑者・蓮沼寛一は、かつて草薙が多々良や間宮と共に担当した少女殺害事件の容疑者で、完全黙秘を貫いた末に無罪を勝ち取り、国から賠償金を得ていた。
今回も黙秘を貫いて処分保留で釈放された蓮沼は、佐織の失踪後に引き払っていた菊野市に舞い戻り、遺族たちを挑発する。市内には、アメリカから戻っていた湯川学が研究拠点を置いていた。草薙は遺族への事情説明に訪れる途上で湯川を訪ね、悩みを打ち明ける。
秋になり、菊野市では毎年恒例のパレードが開催される。その当日、蓮沼寛一が死亡するが、殺害する動機のある全員にアリバイがあった。
死因もわからない難事件に、草薙と内海、そして佐織の遺族が経営する飲食店の常連になっていた湯川が立ち向かう。
⚪鑑賞
土曜プレミアムで鑑賞。
