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ジャージー・ボーイズのgurikomonakaのレビュー・感想・評価

ジャージー・ボーイズ(2014年製作の映画)
3.6
最高の瞬間は最初にあった。

クリント・イーストウッドはこういうのも作れるのか!

フォーシーズンズ。名前すらも見る前は知らず、君の瞳に恋してるで始めて知ってる曲が出てきたが、それ以外の曲も一曲一曲が本当に良い。特にSherry, December,1963そしてラストのメドレーが素晴らしかった。演出もラストの振り向き若返りシーンで鳥肌が!w(見ればわかる)

曲はもちろん、話のテーマも普遍的で、グループ結成からの紆余曲折は誰もが共感できると感じた。
特にニックの自分が目立たない云々の発言は、周りが自分よりもレベルが高い時によく同じことを思ってしまうので痛いほどその気持ちがわかる。

以上良かった点で、悪かった点は個人的には原作がミュージカルだからか場面の飛び方が急というか、一つの場面での起伏があまりないままにすぐ次の時系列に変わってしまう印象を持った。そこだけが少し気になった。

とは言ったが、全体的には普通に楽しめた。年取ってからもう一回みたいかな。
ミュージカル好きな人以外にも誰にでも安心して薦められる一本。

イーストウッドこれからも頑張って!
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