エンタメ×社会派の決定版
ここ数ヶ月映画を見るとしてもアニメばかりで、あまり実写映画を見ておらず若干映画熱が冷めかけていた
そんな状況の年始最初がこの一発である
こんなの見たら映画熱が大炎上するしかない、そんな一本だった
ハッキリ言って同じテーマのジョーカーや万引き家族と比較して、大衆映画としてはこちらのほうが優れていると思う
結局社会派って終始暗かったり笑える要素が極端に少なかったりするけれども、この作品ってまじでブラック・コメディの革を被ったクッソ骨太社会派サスペンス（+ちょっとサイコ要素もあり）だからビビる
いままでに、ここまでエンタメ性と貧困社会派サスペンス性を同時に兼ね備えた作品ってあっただろうか・・・？
普段そこまで社会派映画を見ない層にも（サスペンスが平気であれば）、超おすすめできる一作
あと演出とか構図が割とまじでお手本レベルで良いので、映画好きはもちろん見る以外にありえない
こういう作品って基本的には左右で物事の関係性を比喩することが多いけど、本作は上下によってそれを暗喩する場面が非常に多い上、それが本当に効果的で計算され尽くしてるのがすごい
最後に、この映画を見たら絶対に語りたくなるのがこういうテーマの作品がどんどん増えてきていること
結局こういうテーマ（韓国じゃなく他の国でも同時多発的に）を作りたくなるのって、今の社会は明らかにベストじゃなくて（むしろバグだらけで）、その状況が飽和しきってしまっている環境があるんだろうなぁ
このバグ、だれかデバッグしてください・・・ｗ
