いままで描かれたようなお得意のサイコパスの心理やグロさのホラー感よりも、身近にいる人間の持つ怖さという部分をすごくリアルに表現しており、なんだか何を信じて生きていけばいいか分からなくなるようなマジックにかかってしまいました。
始終緊張するけれどテンポがよく目が離せない。
ベンアフレックの妻役であるロザムンドバイクのプライドが高そうで冷たそうな、心に闇を抱えているとしか思えない何とも言えない表情は見物。
同性ながら女って怖いと震え上がりそうな氷のような存在感です。
残虐とかそういうのではないので意味は違うけど、セブンと同じ位のレベルで後味は悪い。
でもやっぱり面白かったので観てよかったと思います。
夫婦で観に行ったけど観終わって何となく無言になってしまったので恋人同士や新婚さんは観るべきではない!という映画です。