絶妙な映画でした。
失踪の謎、彼女の裏側、そして旦那も妻も「この先どうなるのか」を見て楽しむだけでなく、うまく感情移入すれば「この先どうしたいのか」についても思いを馳せることができる、そんな映画です。
ハラハラ感だけでなく、考えたり、思いを馳せたりしながら見ちゃう。
一方的に旦那だけが被害者として振り回されるだけではない、カミさんにはカミさんで、「もともとの動機」以外に葛藤やドラマがあるのがまた素晴らしいです。
旦那にもジレンマがあり、隠したいものがあり、それでも こうしたい という思いがある。それが同じようにカミさんにもある、のがいいです。
劇中では語られはしませんが、カミさんのサイコパスっぷりの原因が、親の著書、母親との関係にあるのは間違いなさそうだな、と思いました。ここも素晴らしいストーリーだなと感じます。
クライマックスは、モヤモヤするけどある程度サッパリ感もある、みたいな、これも絶妙な後味でしたね。
ベンアフレック格好いいですね。